「キャンディタウンインダビルディン、メーン」じゃあないんだよ
オフに入りました。所属するクラブのです。学校ではないです。学校がオフだったら今頃僕はここにはいません。実家なうです。いや今は家なうなんですけど
今までさんざん時間を費やしてきたものが一時的になくなったのでそれはもう手持無沙汰、ということで、無になってしまう前にYoutubeでいろいろとディグ(ヒップホップ用語で「探す」の意)ります。日の課ということです。
「さて今日もハイライトでも見るか」と大体最初はNBA(アメリカのプロバスケットボールリーグ)の試合のハイライトを見ます。でも10年前のYoutubeを知らない人や普段Youtubeを使う人にはわかると思うんですけど、最初の広告動画、あれキツくないですか?
個人的にブランドとしてリーボックは好きです。他ブランドとは違う一線を画したデザインとかすごい好きです。Youtubeと違って今も昔も好きです。10年前からYoutubeを使ってない人には今のYoutubeはお勧めしませんが。
「エェーイ、イェー、ワッサー、メーン」
「ワサーワサー」
キツい
何がキツいって、彼らのうち何人が英語喋れるかは知らないですけど、英語で行きたいならもっと発音を練習してくれ。なんだ「ワッサー」って。何かが大量に出てきた時の千原ジュニアか?「メーン」て。剣道じゃないんだから。剣道じゃなくヒップホップをやってくれ。
(あと、ちょっとあとの「ホドホド」もキツイ)
彼らは日本のヒップホップクルー、KANDYTOWN(キャンディタウン)だそうです。イカついお兄さん達がイカつい髪形して、怖い感じの音楽聴いてますね。
ここでラップ及びヒップホップについて説明させてください。ヒップホップでは基本的に「リアルさ」が重要視されます。「リアル」であればあるほどカッコいいのです。つまり、嘘偽りなく自分や社会のことをラップすれば、それは「リアル」ということになります。例えば、レジェンドの2Pacやビギーの時代のリアルさは「俺はこんな貧乏な生まれだが、差別にも負けずここまできた」みたいな自慢でした。彼らが活躍した80~90年代ではまだまだ差別エゲツなかったですし、黒人皆貧乏也みたいな社会だったんですけど、そんな社会にも負けずラップだけでここまで来たぜ、お前らも頑張ればここまで来れるんだ、みたいな彼らはめちゃくちゃカッコよく、「リアル」だったわけです。これが流行ってからは単に「こんなに金持ってるし女も侍らせてるぜ」という自慢だけになってしまったのですが、そんなラッパーたちに嫌気がさしたラッパーが「嘘じゃん」と言ったり、未だある人種差別などの社会問題についてラップすることで、また違った「リアル」を提示しているのが現代のラッパーと言えます。貧乏過ぎてクスリ捌いて生計を立てる、とかよくある話なんです。
これはアメリカのシーンです。でもここは日本。人種差別と言っても日本人にはあまり関係がない。というよりも存在を認識していないですね。麻薬もアメリカほどポピュラーではないし。
では、果たしてKANDYTOWNは「リアル」なのか?
リアルじゃないし、ダサい。というのが僕の感想です。「お前ら日本人なのに英語でラップして、それっぽい英語使って、アメリカ人みたくやるのはリアルじゃないだろ」ということです。日本人なら日本語でラップしろよ。いや英語でもいいんですけど、英語喋れんの?スラング分かるの?FワードとかNワード*1使ってるけど、それどういうことか理解してる?(Nワードを使う時点で理解していないだろうけど) つまり、お前ら「リアル」じゃないじゃん、という話になります。
だって、日本に「ゲットー」とか「フッド」*2とかいう概念ないし。語尾だけ英語にして韻踏んだって、それはアメリカ人の真似事だし。発音的に英語も喋れるわけではなさそうだし。しかも一人マリファナ吸ってトリップしてるみたいな感じのやついるし。どうせ吸ってないし、内容も全然「リアル」じゃない。「アメリカ人みたいでカッコいい」って言われたいだけならいいけど、それどうあがいてもオリジナル越えられないし、自分らしさが全くなかったら、それは「リアル」とは言えないよね。だからちっともカッコいいと思わない。そもそも、この大人数のクルーもウータンクランのパクリだろ。
まぁつまり、
勘弁してくれ~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!
ということです。以上
女子会にピッタリ◎ 簡単カレー♪
ナマステ!いやこんにちは。
宅飲みという概念がありますが、1人ではお酒を一切飲まない僕の家にはほぼ飲み屋ほどのお酒が常備され、宅飲みが週1〜2の頻度で開催されます。今回は僕を除いたメンバーでの女子会です。
一人暮らしをしていることもあって料理が出来ることが周りにバレてしまった…
「おい、お前料理出来るんだってな?」
ひょんなことから学校のイケイケ集団に僕が料理を振る舞うことに… どうなっちゃうの〜〜!?
しかし学生向け一人暮らしマンションではコンロが一つしか存在しないため大仰な料理はできないのです。ということでインド・カリーではなくジャパン・カレーを作りました。
「チキンカレーがいい!」とかいうリクエストがあったので、今回の主役はこちらの豚肉。僕は天邪鬼。
玉ねぎからやっていきます。あ、「アメ色」…?ど、どんな色なんだ?
「アメ色」と言われても「アメ」で「アメリカ」しか思いつかない僕は、その他のプリミティブ・ベジタブルを投入し引き続きやります。余談ですが、僕は肉の臭みを取るために少し酒を振りました。よかったですね。
韓国から帰化したブ・イヨン選手ですが、監督の僕は起用しません。同じく帰化したミ・ズ選手のフル出場です。
適当に煮込んだら、お好みのタイミングで固形ルウを突っ込みます。固形ルウ強くて、ブイヨン含まれてるので水だけで美味しい。固形ルウを突っ込むことに必死になりすぎて写真撮ってない
皆さんは「隠し味」をご存知ですか?「かくしあじ」と読みますが、これは料理をより美味しくするために普通は使わないものを使うことです。これを世間に広めたのはチョ・コレートさんだそうです。
「グルーガイ」という言葉があり、チームスポーツで言うと「潤滑油」的な存在です。料理においてはうまみ担当のキノコ類。サッカーで言うと、…とにかくしめじを入れます。…が、写真を撮り忘れたので文字観戦*1になります。
完成です。みなさんは、完成してますか?チーズを米にのせてからカレーをかけるとうまいんですが、うまそう過ぎてアップにしすぎました。
女子会の様子です。
うまいらしい
インターネットの海に自分の顔が載るのはもうツイッターやインスタグラムでやってるのでいいんですけど、女子会の様子は果たしていいのかわからない。あと、彼女がいる人とかって、ごはんの写真を載せるとき、フレームの中心にご飯を据えながらも対岸に座る女の子をフレームインさせることでデートアピールをすることが多いと思うんですけど、この写真の感じからこれは明らかにただの女子会であることが分かりますね。俺もご飯を中心に写しながらも対岸に座る彼女をフレームインさせたい。それをインスタに上げたい、そんな一日でした。
おわり
ウルフルズ
この手のやつです。
こういうのでよくあるんですけど、「意識高い系」と「意識が高い人」って完全に違うのに混同しちゃう手のやつです。
僕は意識が高い人間なので留学したんですけど、留学する人ってめちゃくちゃ多いので、「留学してよかった」って人と「留学したけど…」みたいな人がそれぞれ一定数存在します。僕個人の物差しで測ると、僕は「意識が高い」やつです。あなたは意識ですか?
僕が留学を決意したのは、アメリカでバスケをしたいっていうのが一番の理由でした。でも僕は谷沢ではないし沢北でもないので、本場の空気を吸うだけでうまくなれるとも思ってないし、夏が終わったら俺はアメリカだ、みたいなバスケ留学ではなかったんですけど、必ず今後の人生にプラスになるだろうな、と思ってました。バスケに関連したことはずっとやっていきたいと思っていたし、それがプレイヤーとしてでも、スタッフとしてでもよくて、とにかくその参考になればいいな、と。実際のところ、アメリカの高校のバスケ部にはトライアウトを通ってメンバー入りはしましたが、試合にはほとんど出れないまま帰国したんですけどね。それでもアメリカの高校ではどういう練習をして、選手たちはどうやってうまくなって、それを生かすのか、コーチはどんな練習をさせて、指導して、選手を育てるのか、みたいなものは間近で見れましたし、気付いたらなんか英語も喋れるようになってたので、留学してよかったです。
これは僕の考え方なんですけど、どんな行動にも目的って絶対存在していて、この目的によって「意識高い系」なのか「意識が高い人」なのかって変わってくると思うんですよね。僕の場合、「今後の人生に生かすため、アメリカでバスケをする」という目的があったので、意識が高い人なんじゃねえか、と。
僕の兄弟については以前の記事を参照してもらうとして、バスケを始めたのは兄弟の影響だったんですけど、アメリカのプロバスケリーグで世界最高峰のNBAを見始めたのも兄の影響でした。NBA選手ってみんなバケモンなので、才能とかもあるとは思いますけど、どんな練習したらああなれるのか不思議でしょうがなかったんですよ。留学することでそういうのも見ることができました。
留学したけど…みたいな人がどんな目的を持っていたかというと、「留学したい」「言葉を身に着けたい」とか、「周りと差をつけたい」だとかでした。
まず、目的が「留学したい」な人は高確率で失敗します。留学って結局、人生における目標を達成するためのいち手段でしかないので、留学することがどのように今後の人生にかかわってくるのかを理解していないと、留学先で何をしたらいいかわからないんですよね。結局、帰国直前になって「あれ?俺なにもしてなくね?」ってなっちゃうんですよ。
次に「言葉を身に着けたい」人なんですけど、程度にもよりますが、話せるようになりたい、くらいだと大体半年もすればまあまあ喋れるようになってるので、後半でやることがなくなってしまいます。ちなみに僕は一年間行ってましたけど日常生活では困らない程度に喋れるようになりました。軽いディスカッションくらいならできると思います。だから結局そんなもんなんですよね。若さだね。でも、僕短期留学(一ヶ月)にも行ったことがあって、その短期間で喋れるようになりたいって言ってためちゃくちゃ頭のいい子は、帰国直前に大泣きしてました。「全然目標達成できてない」って。このくらい高い目標だったらいいと思うんですよね。当時は「そんな甘くないだろ」と思ってましたけど
「周りと差をつけたい」?日本じゃダメな理由をレポートにして提出してくださいね。60点以上で許可します
まぁこんな感じで、もちろん程度の差はあるんですけど、失敗したな~~って人少なくない
僕はじめその他の成功した人って、大体「留学が手段」な人なんですよね。将来の目標を達成するための選択肢でしかなくて、達成に向かう一番の近道だと判断した、みたいな。目標に向かって高い意識を持っているから、芯があって、達成のためには手段を選ばない感じです。
あと、僕の場合バスケっていう、あくまで趣味とかの領域だったっていうのも大きいんじゃないかな、とも思うんですよね。いやもちろん理想を言えばプロ選手だとか、コーチングを仕事にしたりしたいんですけど、そんな甘くないとも思うし、そうじゃなくてもバスケと関わることはできるし、みたいなあれですよね
失敗した人は留学そのものが目的だったり、将来に繋がってなかったりとかでミスるんですけど、一番たちが悪いのが「自分を成長させる」とか「経験を積む」とか「やりたいことを見つける」みたいな抽象的なやつ。大学中退して起業するやつみたいなこと言いやがって、占いだったら地獄に落ちるわよって言われるやつだぞ。*1
こういう人たちが所謂「意識高い系」で、やりたいことが見えないっていうか、芯がないので、上辺だけに聞こえるし、留学したりいろんなことに挑戦したところで他人から見たら「まるで成長していない…」なんですよ。
はてなブログ良くて、両方の人種を同時に観測できるんですよね。こういう人とか
逆にこういう人も
大学中退して起業する人とかってレールに沿った人生が嫌なんじゃなくて、途中で特急に乗り換えただけなんじゃないかな、と思うんですよね、下の人みたいに。そもそも大学卒業してから起業しても遅くねえし。そもそも「学生向けに」とか学生が書いてたりとか、自分の記事に「ライフハック」とかいうカテゴリつけたり、おれにはそんな自信はねえよ…おれには…
と、ここまでウルフルズのベストアルバムを聴きながら書いてきましたが、『ええねん』から『まいどハッピー』の流れ*2でどうでもよくなったので、終わります
*1:占い師・細木数子の名言の一つ。詳細は細木数子 - アンサイクロペディアを参照してください
大地の怒り、僕の怒り
「小さいころ、よくお兄ちゃんとおーちゃん(僕のあだ名)と三人で独自の武器を作って遊んで、戦っては、片づけをしないで、外に締め出されてましたね。」
姉が結婚しました。正確に言うと入籍したのは去年なんですが、「結婚式だから」と地元に呼び出されたのはつい一か月前のことです。披露宴の最後に姉から家族に向けた手紙で、三兄弟の仲のよさを上の文章で表していました。タイトルの「大地の怒り」というのは、三兄弟がよくプレイした格闘ゲームである『闘神伝』のキャラクター、ラングー・アイアンの技の一つで、持っていた金棒(グラフィックの都合上フライドチキンにしか見えない)を地面にたたきつけ、その衝撃波をぶつける技です。もちろん、独自の武器の一つにこのフライドチキンは含まれています。ちなみに、三兄弟が作った武器で最強だったのは吹き矢でした。
思えば、これは僕が参加した初めての結婚式で、こっちはこっちで用事があったけど親族が参列しないのはヤバいから、と渋々帰国しましたが、今はこれでよかったと言えます。ただ、結婚式に参加して気に入らなかったことがあったので書こうと思いました。
僕は音楽が大好きで、それはツイッターを見ている人なら知っていると思うんですが、アメリカにちょっと行ってたこともあり英語が得意なので、洋楽をよく聞くんですね。洋楽リスナーにありがちな「意味は分からないけどカッコいいから」とか「ノリがいいから」とかそういう理由は僕にとって3%程度で、残りの成分を説明すると、43%が「リズム感及び音楽理論的に優れている」、25%が「歌詞がいい」、18%が「特殊だから」、残り11%が「その他」となっています。僕の家族でも特に姉は僕が音楽好きであることをよく知っていたため、僕に「結婚式に流せそうな曲教えて!」と言ってきたのです。女の子に「おすすめのパソコン教えて!」と言われると必死になって探しておすすめのリストなんかを作ってしまうような僕です、もちろんたくさんの曲をおすすめしました。
結婚式も無事終わり、披露宴会場に入ると、アナウンスの後に新郎新婦が入場しました。その時のBGMはブルーノ・マーズの『トレジャー』でした。これは僕がおすすめした曲の一つで、内容はタイトルの通り「君は宝物だよ」というようなものです。ずいぶんとストレートな選曲だな、と少し恥ずかしくなりましたが、自分が選んだという事実もあり喜びになりました。その後は映画『ドリーム・ガールズ』から『ラブ・ユー・アイ・ドゥ』やクリス・ブラウン『ウィズ・ユー』、アリシア・キーズ『イフ・アイ・エイント・ガット・ユー』などハッピーな曲が流され、これらが自分のおすすめであることで優越感に浸りながらお酒を飲みました。
しかし問題は結婚式場で流れている音楽でした。これは結婚式でも披露宴でもないため自分たちでどうにかできる問題ではないのですが、式場のスタッフが控室など式場全体に流していた曲はブルーノ・マーズ『ウェン・アイ・ワズ・ユア・マン』だったので、姉が僕のおすすめを使ってくれたことに感謝しています。確かにこの歌の締めは「俺が彼女のためにやるべきだったことを今の彼氏がやってくれますように」みたいな深いラブに溢れた内容なのですが、曲の85%は未練に満たされているので、「今から私たち結婚します!イエイ!」みたいなところで流してほしくはなかったですね。式場から僕へのオファーが待たれます。
ちなみに翌日、家族での食事とかいう用事の前まで、いつものように実家のDJを務めさせていただきましたが、そこでアクション・ブロンソン『ベイビー・ブルー』を流すと姉が「これめっちゃ流したかったわ」とか言い出したので、おすすめしなくてよかったな、と思いました。
今年は夏休みが諸事情で潰れた関係もあり、年末まで実家に帰れないものだとばかり思っていたのですが、結婚式のおかげで実家に帰ることができました。結婚式に参加するのが初めてということもあり、ウキウキしながら電車に乗りました。前日入りを強要されたために実家に着いたのは夜中でしたが、なかなか寝れなかったのを覚えています。結婚式が夕方からだったので午前中は暇で、家族で出かけたりしていましたが、そこで結婚する姉に会いました。すると、姉に「歯、黄色くなったね」と、久しぶりに帰った地元で子供の頃よく遊んでいたけどなんとなく疎遠になってしまった女の子となぜか再会し、びっくりし距離感を掴めないながらも「かわいくなったね」と言う感じのテンションで言われました。しみじみ言うんじゃないよ
「顔、性格、歯の白さ」と言われるほど大事な白い歯。彼女どころか友達すらいない僕にはそれがありませんでした。何事も気づきは大事(だいじ)ですが、兄弟くらいしかその気づきを与えてくれる人がいないのは大事(おおごと)です。現在はホワイトニング系の歯磨き粉を使い白い歯に邁進しています。あとはお互いに気付きあい協力し高めあっていける女の子の募集が終われば完璧ですね。
そろそろ締めなのですが、結婚式前に兄弟や親戚と並んで撮った写真を見ると、兄と僕の顔の大きさが違い過ぎて本当に兄弟なのかどうか疑いがあります。しかしマツコ・デラックスと深田恭子が姉妹であることを考えるとこういうのもアリだと思うので、安心しました。
以上です。
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ファヒータス・キット
メキシコ!みなさんこんばんは。
今日は、本来は一か月間あるはずだったオフが五日間に短縮され、オフの間に一度でいいから自炊しようと思っていた僕にとってギリギリの戦いでした。しかし、やはり一ヶ月であったはずのオフが五日間に短縮されると、頭がおかしくなり、マラカスです。ということで、メキシコ料理のファヒータを作りました。
様子です。ファヒータという概念は、簡単に言うと野菜炒めをトルティーヤで食べる概念です。アメリカの実家(?)から送られてきたファヒータ・キットを使います。鶏肉と玉ねぎ、ピーマンだけを使ったプリミティブなファヒータもいいんですが、30%引きにつられてビーフにしました。ついでにパプリカなんか買ってます。
玉ねぎ、ピーマン、パプリカ、うしのお肉を適当に切ります。一人暮らしの台所は狭い
うしさんを焼きます。
肉にある程度火が通ったら野菜を投入します
いきなりですが完成です。みなさんは、完成してますか?
牛肉と玉ねぎ、ピーマン、パプリカ、輪ゴム以外はすべてファヒータ・キットに入っていたものです。
こうします。
さらにこうします。なかなかにジャンキーな味で、かつ、栄養も考えられており、メキシコです。
しかしこれだけだと寂しいので、適当なサラダも作りましょう。
一袋に二つ入った玉ねぎは、たいてい次の料理をするまでに人体には良くなくなってしまうので、使い切る目的です。本来はキャベツとツナ、塩コショウ、マヨネーズで優勝できます。
玉ねぎを■■■■して、その上に野菜をあけたものです。ボウルがないためラーメン丼で代用していますが、予想以上にキャパシティが足りずに困惑した結果、ブレが見受けられます。
適当に塩もみします。ここで水をある程度出しておかないと後でスープパスタみたいになります。気を付けましょう
水を切ったらツナ、塩コショウ、マヨネーズをかけます。塩コショウよりも単体の黒コショウの方がおすすめです。ミル付きのやつならなおいいです。マヨネーズはこんな感じでかけると優勝できます。
和えたものです。結局マヨネーズは3連勝しました。大体2.5連勝~3連勝くらいがちょうどいいです。塩コショウを振りすぎるとしょっぱくなるので、黒コショウがおすすめです。ミル付きのやつがベター。
ラップをして冷蔵庫に少し置くと、味が染みて非常に人生です。甘味が強めです。これは食卓の様子です。さすがに食いきれなかったので、残ったものは明日のお昼にでも食べることにして、冷蔵庫に思い出を保存しようと思います。
アメリカに行くと大抵メキシカンレストランがあるので食べましょう。元気が出ます。ありがとうございました。
Immortal Man
「不死」を英語で言うと"immortal"です。「イモータル」と読みます。かっこいいですね。
"SOMA"というゲームがあります。いわゆるホラーゲームなのですが、SOMAでソーマと読むことと、「細胞」とか「身体」とかいう意味があることは覚えなくていいと思います。それはそうとこのゲーム、めちゃくちゃ面白いし考えさせられるんですけど、唯一難点があって、それは「怖い」というところです。
ゲームのタイトルって大抵ネタバレなのでいつも意識しながらゲームをプレイするんですけど、やればやるほど「細胞」とか「身体」だと通じなくなってきます。このブログを読んでいる皆さんは「いや意味わからん」と思っていると思いますが、気になる場合は最後まで読んでください。
まずは簡単にあらすじを説明します。
2015年、カナダ・トロントで交通事故に巻き込まれたサイモン・ジャレットは、脳に障害を負ってしまう。障害を直すためサイモンは臨床段階の脳スキャンを受けるが、スキャン中に意識を失い、目が覚めるとそこは大西洋の深海にある研究施設『パトスⅡ』内の『ウプシロン』だった。ここはどこなのか?自分はどうやってここに来たのか?謎を探るため施設を見て回ると、キャサリンと名乗る女性との通話に成功する。「『ラムダ』に来てほしい」というキャサリンに従い施設内を移動するが、そこでサイモンは、現在が2104年で、2103年に彗星が地球に衝突したために地表の人類が全滅し、生き残ったのは深海にいる自分たちだけだということを知る。そしてサイモンは『ラムダ』に到着するが、そこで見たものは…。
「いやいや、2015年に事故にあった人がなんで2104年に生きてるんだよ。長生きかよ」と思いましたよね?つまりここからはネタバレです。みなさんは、ネタバレですか?
施設内を捜索していく間、自分のことを人間だと勘違いしたロボットや、謎の物質(WAUと呼ばれる人工知能の「機械と人間を合体させることで人類の滅亡を阻止する」という指令によって操られた構造ゲル)につながれた(それによってなんとか生命を維持している)瀕死の人間に出会います。サイモンは「すげえな2104年、人工知能もここまで来たか」と感心するくらいなわけです。まぁ実際のところはもう少し状況が違うんですけどね。
『ラムダ』に到着してサイモンはキャサリンに会うんですが、そのキャサリン、人間じゃなくてロボットにインストールされた、というよりも保存されただけの、「キャサリンの人格のコピー」だったんですね。サイモンはここで「は?お前もロボットかよ。意味わからん」と思うんですが、キャサリンは「サイモン、あなたもコピーされたのよ」といいます。彼女は、この「研究施設内を捜索するサイモン」は、「2015年のサイモン」のコピーが、何らかの形で『パトスⅡ』内の脳にチップの内蔵された研究員の死体か何かにダウンロードされたものだ、と説明するのです。WAUの指令によって機械とストラクチャーゲル(モノを構成するゲルの意)で融合した死体は、サイモンという人間の意識のコピーが入ることで、サイモンとして活動している、ということになります。
また、キャサリンはサイモンにARK(アーク)について説明します。ARKとは、研究施設のスタッフの脳スキャン(つまり意識)が人間として暮らす仮想世界をシミュレーションしているコンピューターのことで、崩壊した地球から何らかの形で人類が生き残る(?)ために開発されたものです。しかし、そんなARKが宇宙に打ち上げられておらず、地球の、それも『パトスⅡ』の一部『タウ』に残ったままだとわかったキャサリンは、サイモンと協力してARKを打ち上げるために行動します。
研究施設である『タウ』は、『ウプシロン』や『ラムダ』などのセクターよりもさらに深い海底に位置します。キャサリンは、サイモンの入った(コピーされた)ボディとそのボディの着ているスーツでは海底の水圧に耐えられないため、より強固なスーツを着たボディに入る必要があると言います。サイモンはキャサリンの指示に従いボディを作り(パワースーツを着た死体にチップやらなにやらをゲルでくっつけ)、そのなかにコピーされます。一瞬の意識喪失のあと目を覚ますと、何やら会話が聞こえます。キャサリンと「サイモン」の、「なぜ転送が失敗したのか」という会話が。そこでサイモンは、自分は新しいボディの中に「移った」のではなく「コピーされた」のだと気が付きます。同時に「二人のサイモン」が存在していることにサイモンは混乱し、憤慨します。
こんなふざけたことがあっていいのか?サイモンは二人もいちゃいけないんだ!これがどんなにめちゃくちゃか分かってるのか!?
サイモンは、取り残されたサイモンが直面するであろう状況(一人ぼっちで深海の研究施設で目覚めることになる)のことを考え、彼を殺します。「自分で自分を殺す」という体験をしたサイモンは、深海に向かうエレベーターでキャサリンと会話し、こう発言するのです。
僕らが死ぬとどうなるかは解明されたのか?そもそも「死ぬ」のか?
「あの世」みたいなものがあるとして、僕の場所は埋まってるんじゃないのか?だって本物の僕は100年前に死んでるんだ。僕の場所はあるのか?さっき殺したサイモンの場所だってそうだ。
なぁキャサリン、同じ人間のコピーでいっぱいの天国はあるのか?僕を偽物と呼ぶ人はいるかな?
ただのマグレだよな。「当たり」の身体で目覚めるなんてさ。
僕は単純にコイントスをして、もし負けてたら、あそこで腐り果てていただけだったんだ。
だって、そうだろ?どっちの身体で目覚めるかなんてわからないんだ。君だって「サイモンが当たりの身体で目覚めるようにする」スイッチなんて押してないはずだ。
あそこに残ったサイモンだって、「僕こそが本物のサイモンだ」って主張したはずだよ。最も、君も僕もわからないけど。
くそっ!僕は、僕たちは、なんてことをしたんだ!
でも君は気にしないだろう?なぜする必要がある?君はなんであれが僕じゃないとわかる?あそこで死んだ僕だって僕なんだ!今までと同じ「僕」だって!
こう言われたキャサリンは、子供の時の話をします。子供のころ、ビルの屋上に上って感じたことを。一瞬のことだったけど、世界と一つになったような、そんな安心感と一体感を感じた、と。「存在すること」もしくはそれを「認識すること」は、強く響くと。そして会話は続きます。
サイモン:
まだ君はそんな畏敬の念を抱くかい?たとえこんな状況でも。
キャサリン:
状況は違うけど。でも私たちはここにいるわ。
サイモン:
このまま続くことに意味なんてあるのかな?ほかのみんなはもういない。
残っている人はみんな、海の底のコンピューターの中に囚われたデジタルコピーだ。元の僕らを作り直したり取り戻したりすることなんてできない。
キャサリン:
あなたは今の自分が本当に不満なの?それともこれは100年前にスキャンを受けた男の話?
サイモン:
両方、だろうね。
100年前、トロントにいた僕にとって、どんなに最悪な状況でも、暗い未来が待っていても、僕のそれまでの人生が何かしら含まれていた。
気分は根無し草だ。僕が見覚えのあるものも、いるべき場所だと感じさせるものも何もない。ARKにたどり着いたとしても、同じじゃないのか?
僕は一人ぼっちのままだ。友達も、家族もいない。
キャサリン:
でも、新しく友達は作れるわ。みんなタイムトラベラーの話を聞きたがるわよ。もしそうでなくてもあなたには―私がいるわ。大したことではないかもしれないけど
ここでエレベーターが止まり、会話は終わります。コピーされた存在である自分にはもう何も残されていない…そんなサイモンにキャサリンは「私がいるわ」と…感動的ですね。
エレベーターを降り『タウ』に向かうと、ARKを発見します。サイモンはARKの打ち上げ施設である『ファイ』にARKを送り出すと、自身も『ファイ』に向かいます。『ファイ』に着いたサイモンとキャサリンは、ARKを発射装置に載せることに成功し(ちなみに、ここで人間のキャサリンの死体を発見します)、打ち上げの直前に二人のスキャンをARKに入れることで、一緒に宇宙に行く約束をしました。そして、二人はスキャンとARKの打ち上げに成功します。
二人は打ち上げに成功し、ARKに乗り込んだはずでした。しかし、そこはまだ『パトスⅡ』でした。なぜ自分はまだここにいるのか、サイモンは理解できません。
サイモン:
まだここにいる…?僕はまだここに…
キャサリン:
ここよ。
サイモン:
一体何が…何か間違えたのか?
キャサリン:
何も間違えてないわ。ARKは飛び立ったわ、星の中に。私たちはここ。
サイモン:
違う、僕らはARKに乗り込んだんだ。この目で見たんだ。発射寸前にロードが完了したんだって。
キャサリン:
ええ、私も見たわ。
サイモン:
じゃあなんで僕らはここにいるんだ!
キャサリン:
サイモン、何度も仕組みを説明させないで。あなたは何も聞いてない。なぜここにいるかわかるでしょう、あなたはARKにコピーされたの!ただ持ち越されなかっただけ。あなたは「コイントスに負けた」の!私だってそうよ!この前のサイモンだってそう!100年前、トロントで死んだサイモンと同じなのよ!
サイモン:
違う違う違う!ふざけるな!やっとここまで来たってのに。ARKを打ち上げたんだぞ!
キャサリン:
最悪なのはわかる。でも私たちのコピーは打ち上げられたの!キャサリンとサイモンは二人ともARKの中で無事なの!喜んだらどうなの?
サイモン:
頭おかしいのか?僕らはここで死ぬんだ!あの、クソどもが呑気に宇宙船で暮らしてる間に!あいつらは僕らじゃない!僕らじゃないよ!
サイモンは状況を理解できないままキャサリンを罵倒します。そしてキャサリンが答えるかというところで、『ファイ』の電力が停止し、キャサリンの入った機械も壊れてしまいます。そして、サイモンは、一人暗闇の中に取り残されることになるのです。
ふと目を覚ますと、外の景色が見えます。道なりに進んでいくと、豊かな自然と、近未来的な都市の見える湖の畔でキャサリンを見つけ、再会を果たします。二人は再会を喜び、ARKに乗り込んだことを確かめ合います。
…もう一人のサイモンが『パトスⅡ』に取り残されたままだということを知らずに…。
僕がホラーゲームが好きなのは、ただ単に恐怖を演出するだけでなく、必ずテーマを持っているからです。特にこの"SOMA"では、「生きるとは何か」「人間とは何か」そんなような問題を投げかけているように感じ、人生です。
英単語"soma"には三つの意味があります。一つは"the body of an organism"「身体」、二つ目が"all of an organism except the germ cells"「生殖細胞以外の全ての細胞」、そして三つめは"a Vedic ritual drink"です。このゲームのタイトル"SOMA"は恐らく三つめから来ています。Vedicは「ヴェーダの」という意味です。つまり、"soma"は「ヴェーダに登場する飲み物」ということになります。インド神話における"soma"は、不死の力を与えるとされています。
ゲームでは、脳スキャンをコピーすることで機械(特にARK)の中に入り、壊されたりしない限りは死なない、いわば不死の状態でした。これが、いわゆる"soma"なのかな、と思います。それどころか、コピーされた以上、自分が何人も存在することが可能になります。サイモンは自分が同時に二人存在している事実に混乱するも、結果として自分を殺しました。最後のシーンも、サイモンが海底に残されると同時に、宇宙のコンピューターの中で生き続けるサイモンが二人存在するわけです。しかし、どちらも本当に生きているとは言えないような、そんな虚しさがあります。海底に残されたサイモンは、実体として身体があるものの、海底に一人取り残された以上なにもできず、それこそ生きている実感などしないはずです。ARKの中のサイモンは生きているかもしれませんが、それはコンピューターによるシミュレーターの一部であるだけで、実際に生きているとは言えないのではないでしょうか。そもそも、本当の生身の人間だったサイモンは100年前に死んでいるわけで……。また、序盤から出てくる自分を人間だと勘違いしたロボットたち(しかもWAUによって無理矢理生き残らされてる)を殺さなくては先に進めないようになってるので、ますます「生きるって何なんだ…」となってしまいます。
人間とはなんでしょうか。僕たちは人間ですが、もし脳スキャンを受けてそのコピーがロボットに入っていたら、僕たちはそれを人間だと言えるのでしょうか。データとしての自分がコンピューターの中にいたら、それは人間なのでしょうか。よく人格を持ったロボットが出てくるような映画で、そのロボットのことを『人間』というようなシーンがあります。しかし、それは人間が大半で、ロボットが少数派だからこそ出てくる考え方なのであって、ロボットが多数派になったら、少数派の人間たちは恐らく『自分たちこそが人間だ』と主張するのではないでしょうか。サイモンは最後、ARKにコピーされた自分たちのことを、「あいつらは僕らじゃない」と言いました。何が自分を自分足らしめ、人間を人間足らしめているのか、感情なのか、身体なのか、それとも両方なのか、ほかの何かなのか… 考えさせられますね。みなさんは、考えですか?
ゲームの中で「コイントス」という表現が何度も使われていました。なんとも残酷な話ですが、自分たちが今生きているこの世界も、現実なのでしょうか… 某映画のように夢を見ているだけかも知れませんし、このゲームのようにコンピューターの中かもしれません。そうだとしたら、自分たちはコイントスに勝った存在だと信じたいですね。
おわり
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実は
最近5枚のアルバムを聴いています。音楽はいいです。みなさんは、音楽ですか?
ということで、限りなくおすすめのアルバム五枚の紹介になります。よろしくです。
- Coloring Book - Chance The Rapper
これは以前書いた記事の人です。いいです。全ての曲に依存性があり、脳を溶かす作用があるため、このアルバムは限りなく違法に近い合法とされています。しかし違法か合法かを判断するときには聴く必要があるため、その時に脳がやられてしまうようで、合法のままであると予想されます。有識者の見解が待たれます。
これはおすすめの曲です。
- Kauai - Childish Gambino
ハワイの話です。嘘でした。カウアイ島というところがハワイにあるそうです。残念ながら僕はアメリカ本土にしか上陸経験がないので、ハワイがどのようなところなのかは、お笑い芸人のかき氷屋さんが繁盛することくらいしかわかりません。
一度でいいからハワイの夕日を見てみたいですね。
- CRCK/LCKS EP - CRCK/LCKS
これはクラックラックスと読みます。読むとはなんでしょうか?心とは?
気がつくと日本語の音楽はポップしか聞かなくなっていました。かつてポップアーティストの玉置浩二が『ポップやってるやつが最強』と言ってましたが、個人的には間違っていないと思います。僕がこれを言ったところでアッコさんには怒られないので安心です。よかったですね。
聴いた途端予想以上に良すぎて「なんだこれは」「こんなことがあっていいのか」などと口走ります。そして黙ってしまいます。あとはアルバムが終わるまでひたすら感謝します。
これはずっと聴き続けるだろうな、と思いました。
- Sex Playlist - Omarion
夏が近づくと雨が多くなります。雨が多くなると気分が落ち込みがちなのは、洗濯物を外に干せないからだと予想します。部屋干しでも臭わないなんて、嘘です。 そんなとき聞きたくなるのがこんな湿っぽい歌です。定期的にこの波が来ますが、毎回飲まれることなく乗れているので、究極です。
- Ego Death - The Internet
ザ・インターネットはR&Bバンドとしてトップに君臨しています。インターネットといえど決して同クラスタ同士の殴り合いやオタクたちの気持ち悪い会話を表現しているわけではなく、専ら恋愛を描いており、人生です。やはりインターネットは青春に牛耳られており、このバンドが人気なのもわかります。
どうですか?
以上がおすすめ五枚のアルバムです。とにかくおすすめだと思われます。情け容赦なく脳を溶かしてくるので、寝る前に聞くと良質な眠りが得られると予想されます。
おわり
Odd Future (2015-06-30)
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