モーニング・クオリティ

 

 こんにちは。一応新年最初の記事なので言います。あけましておめでとうございます。酉年ですね。みなさんも鳥ですか?鶏ですね。干支に縛られるのはもうごめん、Kaguyatomです。

 

 先日、実家に帰って、地元の焼肉屋で飯だけ食ってきました。父は50代に入ってから健康を意識し始めたのか、食事制限と運動を始めました。「最近足が太くなっちゃってさ」とかLINEで報告されても、何も言えませんね。「じゃあ運動やめろよ」とは言えませんから。親孝行なので

 

 父は自転車が好きで、サイクリングをします。自転車はママチャリ、スポーツチャリ(ロードバイククロスバイク、マウンテンバイクなど)に分類されますが、それぞれを一台以上所持している父は自転車マスターですね。そろそろ○○サイクルになってもおかしくないかもしれません。ちなみに、界隈では自転車好きのことを「自転車海苔」と呼ぶらしいです。誤字ではないです

 

 ところで、みなさんはインスタグラムをご存知ですか?いや、タダの前置きですよ、ナメてるとか、そういうんじゃなく……

 

 インスタグラムは便利なので、父も自転車海苔としてよく投稿してます。IDにもサイクリストと入っています。スポーツチャリと自然、それからその日のランチを一枚の写真にまとめたものに「いいね!」するのはもはや生活の一部となりました。サイクリングも生活の一部にすればもっと健康的になれるかもしれませんね。健康とはなんでしょうか?心とは?

 

 話を戻すんですが、思い出すと、干支という概念を考え出したのは小学生になる直前でしょうか。父とお風呂に入りながら「俺もお前も子年だからな」と言われたのがきっかけだと思います。ついでに、高校に通っていたころ、週末の朝によく父のサイクリングについていったことを思い出しました。朝7時に何も食べずに出発し、サイクリングの途中にカフェでモーニングを食べ、帰ってくるというスポーティでオシャンティな朝です。コーヒーも好きなのでモーニングが大好きでした。思えば、コーヒーのおいしさと淹れ方を教えてくれたのも父でした。成長する過程で人は学びます。ヴェルタースオリジナルは祖父でしたけど

 

 その行きつけのカフェに9時頃に着くと、こじんまりとした店内にはすでにコーヒーを嗜む常連さんが二人ほどいて、暇だなぁ、と思うと同時に、ウィンドブレーカーを着てヘルメットを被った二人組がモーニングを注文するのと何か違うのか?という問いにぶつかります。ぶつかったところで、何も影響なく日々は進行します。僕たちは生きています。ほら、太陽が沈む……

 

 一般的なモーニングがどんなものなのか知らないので一応内容を説明すると、マグカップいっぱいのコーヒー、雀の涙ほどのジャムが添えられた二枚切りかというほど厚いトースト、サラダにスクランブルエッグとウィンナーという、ホテルの朝食バイキングかのようなプレートです。一般的なホテルの朝食バイキングもよくわかりません。目玉焼きの時もあったので、一応それなりの幅は用意されています。しかしホテルではなく、所詮は個人経営の小さなカフェ、サラダもスクランブルエッグも普通なんですが、コーヒーは好きでした。酸味控えめのブレンドで、ドリップも気を遣われていて、それでいて朝でも飲みやすい濃くないコーヒーです。「ブレンドはその店の命なんだよ」と言っていた父の言葉を思い出します。

 

 しかし、このカフェのモーニングを他と隔てるのは、そのトーストです。とにかく厚い食パンをどうにかしてフワッフワにトーストします。「ッ」があと二つくらい入っても妥協できるくらいです。口に入れるとバターの香りが広がり、スクランブルエッグやウィンナー、コーヒーとの相性も抜群で、気持ち程度に塗られたジャムが程よい酸味をもたらし、観衆を飽きさせることなく、優勝できます。特にサイクリング好きなわけでもないのに付いていったのは、このモーニングが目的でした。道の駅のパンで妥協させられた時はさすがに頭に来ましたが

 

 あれから何年も経ち、今や僕は実家から離れ一人暮らしです。家のオーブンレンジも最近まで説明書を読んでいなかったので使い方を把握できておらず、レンジとしてしか使っていませんでした。最近グリルとして使うことを覚えたので、いろいろやっています。うまい。そんな時脳裏をよぎるのが、モーニングでした。「あのトーストを、お家で―」という思いが心を支配します。ここで記憶は途切れ、気が付くと目の前には4枚切りの食パンがありました。近所のスーパーで買える一番厚いやつです。食パンを焼く前にバターを塗るとフワフワになるのを知ってますか?知ってますね。すみません、すみません…… ちなみに、こうやってトーストすると、黄色く色付いたトーストが出来上がります。ジャムを少し垂らして食うだけでうまいです。普通のトーストに戻れないくらいうまいです。でも―

 

 足りない。何かが足りない。カフェの雰囲気?コーヒー?プレート?いや、「フワフワ度」だ。フワッフワを求めているのであって、これはフワフワに過ぎない。なぜフワを重ねてフワフワを表現したのか?あのモーニングはどうやって作られたのだ?あのクオリティはどこから?人生とは?

 

 ここで記憶は途切れ、気が付くと目の前には黄色くなった食パンとバターがありました。さっきよりバターの減りが大きい。ちなみに、この時点で三日経っていますが、食パンの枚数は減っていませんでした。スーパーの店員さんには「しょくぱんまん」と名付けられました。しかし止められませんでした。そしてトーストを繰り返す。まだ見ぬモーニング・クオリティを目指して―

 

 話は変わりますが、これは一昨日の朝食です。パンにバターとマヨネーズを塗って、サラミとチーズをのせて焼きました。チーズとコショウの相性は最高。ラップにハマっているので韻を踏みました

 

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おわり

 

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